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歴史に学ぶレーガノミクスとの比較

2016/11/19 21:35:50

テーマ:相場雑感

 

目次

1.概況

11/18 日中足

11-18

11/18 ナイト先物

11-18-1
 

2.売買結果

本日はノートレでした。

今月の累計 ; +30円

 

3.相場見通し

先ずは日足の見直しです。

 

 

 短期波動 上げ               98日  (6/24起点)
目先トレンド 上げ        7日  (11/9起点)
直近値幅  1932円             (11/9起点)
 均衡線 16960円 付近 
高値圧力線 17620円 付近
 UOS 68.4%   

 

11/18のNK値動きは、寄り付きHGUの18024円にて始まりました。10カ月ぶりの18000円超えでしたが、流石に売り圧力に押され18000円を割り込み、ヨコヨコでの推移となり、それでも大きく下押す事無く底堅く推移し、17967円にて引けました。ナイト先物は、18000円を挟んだ狭いレンジの値動きに推移し、18000円を超えて引けています。

テクニカルを見ますと、目先上げトレンドは7営業日を経過、2営業日振りにIR高値を更新、直近の値幅は1932円まで拡大しました。UOSは大幅上昇、68.4%と上昇しています。

 

この7営業日の上げ波動で、値幅は2000円に迫り、この上昇波動の凄まじさを物語っています。以前にも書きましたが、この上昇の原動力は為替ドル円の上昇で有り、その為替を見ますと、トランプ氏勝利後の101.182円から本日の110.949円までの9.767円もの上昇で、1円当りNK200円程度の上昇圧力が掛かっている事になります。

この上昇圧力は、アベノミクス全盛時の1円当り300円の上昇圧力に比較しますと見劣りするものであり、この事からもNKを積極的に買っての上昇では無く、為替が引っ張るNK上昇と見る事が出来ます。

 

では、このNK上昇の要因である為替上昇が何処まで続くかですが、これは日米金利差がもたらしているものであり、米国の金利上昇は、トランプ氏の政策である減税、積極的な財政出動、規制緩和から来る、近い将来の景気刺激、及び財政悪化懸念から来ているとされています。

この状況を、レーガノミクスと準えて論じる風潮も出て来ていますので、歴史に学び、レーガノミクス当時の為替相場を確認してみました。結果、1978年の177円→1982年の277円までの上昇が確認され、騰落率1.577の上昇を想定する必要がある様です。この騰落率を適用すると、恐ろしい数字が算出されました。

 

 101.182 ✕ 1.577 = 159.564

 (159.564 - 110.949) ✕ 200 = 9,723

 

トランプノミクス大相場がレーガノミクスと同クラスである場合、為替ドル円は160円まで上昇し、NKは少なく見積もっても、現時点から10,000円程度の上昇を想定する必要がある様です。但し、これはあくまでもレーガノミクス当時の初期条件と同一の場合です。

 

この結果から、現在の大方針である、2015/6を起点とした大勢下げ相場の見立てを、転換する必要があるのかも知れません。大方針の見立ては、来年1月のトランプ大統領就任演説後に持ち越すとして、差し当って目先の相場は、11/25のブラックフライデー後の薄商いで、大きく高下に振れる事が想定されますが、売り目線は封印し、押せば買いで臨むのが良いと思います。

 

勝敗は時の氏神。

ご照覧あれ。