目次
1.概況
11/13のNK値動きは、前夜のNYダウが-254ドル安の影響を受け、寄り付きLGDの19495円と大窓を開けてのスタートとなりました。寄り後の値動きは、10時過ぎまで一本調子で値を下げ続け、19400円を割り込み日中の安値19389円を付けましたが、これを境に反転上昇となり、為替の援護もあり、寄り値はおろか、19500円を軽々と超えて行きました。後場に入ると上昇勢いは衰えましたが、寄りで空けた大窓を埋めて引けました。
夕場先物は、ザラ場の強さのまま19600円を超えて始まりましたが、その後はジリ下げの値動きとなり、NY時間となるとダウの下げと連動し、19500円を割り込みました。その後は値を戻し、19550円にて引けています。
2.トレード結果
①10:13 19450 売り 19445 返済買 +5
今月の累計 ; +75円
前場、安値を付けた後の上げの途中、戻りと捉えて踏み出しました。結果は見事に担がれてしまい、夜間まで持ち越し、辛くも5円にて逃げられました。反省点の多い売買でした。
3.相場見通し
本日は、一昨日の売りサイン点灯から、前夜のNYダウ大幅安を受け、寄り付きからそのまま底を這うものと思いましたが、日中の強さは未だ未だ健在と思わせる値動きでした。
それでは、日足の見直しです。
短期波動 | 上げ ↑ 31日 (9/29起点) |
目先トレンド | 上げ ↑ 8日 (11/2起点) |
直近値幅 | 1085円 (11/2起点) |
均衡線 | 18730円 付近 |
高値圧力線 | 19190円 付近 |
UOS | 73.0% ↑ |
昨日の反省点から、本日こそ積極的に売って行こうと考えていた所に、窓を開けての大幅安、戻りを売る事に躊躇はしませんでした。そんな時に限って、相場は牙を剥いて来ることが多い様に思います。しかし、前日までの強さを考慮すれば、窓埋め位は想定すべきであったと思います。
「米商は付出し大切の事」にて、宗久翁が説いています。「今日より外、商い場なしと進み立つ時、三日待つべし。是伝なり。得と米の通いを考え、天井底の位を考え売買すべし。是三位の伝なり。」売買急ぐべからず、反省です。
さて、テクニカルを見ますと、目先上げトレンド8営業日を経過、直近値幅は1085円と変わらずですが、本日の値動きにて、UOSが更に大幅上 昇、73.0%となりました。7/17以来の高い値となっており、上げ代はもう無いと言っても良いと思います。UOSと株価は別物ですので、株価には上が有る可能性もありますが、後述します様に、下げの目が確実に強まっている様に思います。
NYダウを見ますと、11/2、11/6にUOS売りサインが点灯して以来、11/9から下げが顕著になり、一足先に、一昨日には目先トレンドが下げに転換となりました。NKは未だ強さを保っている様に見えますが、11/11に売りサインが点灯して以来、夜間の値動きにて潮目が変わって来ている様に見えます。
更に、今朝にはバッドニュースが飛び込んで来ており、フランスパリにて、ISによる多発テロが発生、120人超の死亡が確認されたとの事です。相場が上向きイケイケドンドンの時は、異国の事でそんなに影響は出ないかもですが、NYが下げトレンド入りして、NKにも売りサインが点灯潮目が変わろうとしている状況下では、その悪影響は避けられ無いと思います。
ここ数日何度も書いていますが、ここからは下げに向かうものと判断、パリ発世界同時暴落の可能性も考慮し、積極的に売って行きたいと考えます。
勝敗は時の氏神。
ご照覧あれ。