目次
1.概況
12/18のNK値動きは、前夜のNYダウの大幅安の影響を受け、寄り付きGDの19320円にて始まり、寄り後ジリ下げの値動きとなりましたが、次第にジリ戻しとなり、寄り値付近にて推移しました。しかし、日銀会合を境に流れが一変し、当初追加緩和と捉えた市場が、一気に19869円まで値を上げましたが、冷静に吟味すると失望に変わり、今度は一気に800円の大下げとなり、大波乱の長い上髭を付けての大陰線引けでした。
夕場先物は、日中の終値付近にて始まりましたが、直ぐに250円程度値を下げ、その後は値幅150円程度の振幅にて推移し、結局は18830円にて引けています。
2.トレード結果
本日はノートレでした。
今月の累計 ; +5円
3.相場見通し
本日は、日銀会合を境とした、凄まじい値動きの一日でした。
それでは、日足の見直しです。
短期波動 | 上げ ↑ 54日 (9/29起点) |
目先トレンド | 下げ転換 ↓ 1日 (12/18起点) |
直近値幅 | 882円 (12/1起点) |
均衡線 | 19250円 付近 |
安値圧力線 | 18580円 付近 |
UOS | 38.7% ↓ |
本日は、何と言っても日銀会合、現状維持と決め込んでいた市場の予想を裏切り、またしても意表を突く追加緩和の発表でした。しかし、発表当初、ETF購入枠の3000億円追加を追加緩和と捉えた市場が、大幅に買い向かった所、過去に日銀が買い入れた銀行保有株式の売却の再開(2016年4月から)に伴って行うものだと言う事が判ると、今度は失望から800円超の下げとなり、殺人指数と呼ぶべき値動きとなりました。
ザラ場終了後の黒田総裁の会見では、今日の発表内容は、「追加緩和ではなく、資産買い入れの円滑化と緩和効果の浸透のための措置である」と釈明し、事実上、追加緩和で無い事を認めており、夕場の更なる下落の原動力となっている様子です。
テクニカルを見ますと、ブログの更新を滞らせている間に、17日に目先トレンドが上げに転換、そして本日再び下げに転換となりました。直近の値幅は882円で、直前の上げ幅1307円の61.8%押しとなっています。UOSは38.7%となり再び40%を割り込んでいます。楽観色が強まった17日夕場、そして18日の前場、この流れが一瞬にして吹き飛んで様子が見て取れます。
ここからですが、再び下値模索の値動きとなりそうです。夕場、18800円にてかろうじて止まっていますが、週明けはこの流れにて始まる事は想像に難く無く、15日の安値18563をブレイクするかが焦点となって来ると思います。私としましては、UOSは38.7%であり下げ代はまだありますので、少なくとも、その近辺まで下値模索が続くと判断、週明けは売り目線にて臨もうと考えます。
勝敗は時の氏神。
ご照覧あれ。