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タカ派が招く下げ

2022/01/30 21:09:44

テーマ:相場雑感

1.概況

目次

1/28 日中足

1/28 先物

2.テクニカル

 短期波動 下げ   99日 (9/14起点)
目先トレンド 下げ ↓  16日 (1/5起点)
直近値幅 3344円      (1/5起点)
 均衡線 28030円 付近
安値圧力線 26700円 付近
 UOS 50.1%  

テクニカルを見ますと、目先下げトレンドは16営業日目を経過、IR安値を更新は止まり直近の値幅は3344円と変わらずです。UOSは上昇50.1%となっています。

3.相場雑感

先週のNK値動きは、週初め月曜高く始まり週高値を付けましたが、その後の値動きは下落の一途となりました。FOMC明けの木曜には大陰線の大下げとなり週安値を付け、週末金曜に大きく値を戻して行けています。NYダウを見ますと、こちらは週初め月曜に週安値を付けましたが、長髭を伴い値を戻し、その後は週末まで同様の値動きにて推移し、終値ベースではやや値を上げて引けています。

FOMCでは3月のテーパリング終了と利上げ開始は間違い無い様です。パウエル議長はタカ派的な姿勢をしめしており、市場は4回の利上げから更に増える利上げを想定している様子で、この豹変が市場を混乱させ、株価下落に拍車をかけている様です。そしてテーパリングからタイトニングに移行するならば更に下げ幅は大きくなり、その値幅は現状の倍に達する可能性が考えられます。

更に、ロシアのウクライナ侵攻、中国の五輪後の台湾進攻リスクもあり、仮にこれらが現実のものとなると、この下落から中長期の下げ相場に移行する事も十分考えられます。

週明け一旦戻りを試すかもですが、上述の通り地合いは良くない状況であり、戻りがあったとしてもその波に乗るのはリスクが高いものと思われます。売り目線を継続し臨むのが良いと思います。