1.概況
目次
9/3 日中足
9/3 先物
2.テクニカル
短期波動 | 上げ ↑ 10日 (8/20起点) |
目先トレンド | 上げ ↑ 10日 (8/20起点) |
直近値幅 | 2195円 (8/20起点) |
均衡線 | 27850円 付近 |
高値圧力線 | 28660円 付近 |
UOS | 70.8% ↑ |
テクニカルを見ますと、目先上げトレンドは10営業日目を経過、連日のIR高値を更新により、直近の値幅は2195円迄拡大しています。UOSは大幅上昇、70.8%となり短期の波動も上げに転換しています。
3.相場雑感
先週のNK値動きは、週初め月曜安く始まり翌火曜に週安値を付けましたが、その後は急騰、大陽線にての上昇となりました。週中木曜に一服となりましたが、週末金曜に再び大陽線上昇となり29000円を回復して引けています。NYダウを見ますと、こちらは週初め月曜に週高値を付け、その後はヨコヨコからジリ下げとなり、週末の雇用統計を受けさえない値動き継続となり引けています。
週末金曜ザラ場に政局ニュースが飛び込み、菅首相が自民党総裁選不出馬を表明、これを受けたNK相場は急騰となりました。前日木曜には売りサインが点灯していたNKですが、これを飲み込み値幅500円超大幅上昇となり、短期の波動も上げに転換する状況となりました。閉塞感を極め諸外国に比較し大きく見劣りする相場に対し、トップ交代のニュースは新政権への期待感から大幅上昇となった様です。恐らくは、総裁選、そして衆院選迄はこの上昇相場が続く様に思われます。
他方、週末に発表された米国雇用統計は非農業部門雇用者数は前月比23万5000人増となり、市場予想の73万3000人から大幅に下回る結果となりました。通常であればこれを受け下落となる所ですが、悪い雇用統計結果はテーパリングの先送りに大義名分を与える事となり、基本シナリオの年内開始はそのままの様ですが、少なくとも直近のFOMCにてテーパリングの実施の可能性はかなり低くなったと思われます。
これらを勘案すると、諸外国に比べ出遅れ見劣りするNKには、暫くは上昇圧力が加わるものと考えられ、ここからは買い方有利な展開が続くと判断、買い目線にて臨むのが良いと思います。