目次
1.概況
2/21 日中足
2/21 先物
2.テクニカル
短期波動 | 上げ ↑ 131日 (8/6起点) |
目先トレンド | 下げ ↓ 10日 (2/6起点) |
直近値幅 | 862円 (2/6起点) |
均衡線 | 23470円 付近 |
高値圧力線 | 22920円 付近 |
UOS | 40.6 ↓ |
テクニカルを見ますと、目先下げトレンドは10営業日目を経過、IR高値を更新は叶わず、直近の値幅は862円と変わらずです。UOSは続落、40.6%となっています。
先週のNK値動きは、月曜GDにて寄り付き火曜日に週安値を付けた後、週中に掛けて値を戻し週高値を付けましたが、金曜には値を下げて引けています。NYダウを見ますと、こちらは週初め月曜が高く、その後は週末に掛けて値を下げ、木曜金曜には目先トレンドが下げに転換し引けています。
17日に発表された10-12月のGDP1次速報によると、実質GDP成長率が前期比マイナス1.6%と、前回増税以降のマイナス幅となっています。その主因は、民間最終消費支出が前期比マイナス2.9%となったことですが、今回タイミングが悪い事に、新型コロナウィルスによるインバウンドの落ち込みが追い打ちをかけるものと思われます。また、10月の増税以降、個人消費は冷え込んだままで、12月の家計消費支出は前期比マイナス4.8%となっています。政府の掲げる年間訪日4,000万人インバウンドは目算を外れ、GDPの55%を占める個人消費も回復せず、日本経済に深刻なダメージを与える事になる事が懸念されます。
また気に成る点として、安全資産とされて来た円貨がここ最近大きく売られている点です。これは米ドル比較し円が魅力に欠ける、いや、円はリスク通貨になり下がった言う事であると思います。過去、東北大震災、北朝鮮ミサイル発射と言った事態でも円高に振れて来た事を考えますと、これは非常にまずい事態と言わざるを得ません。政府がこのまま無策で放置する様であれば、日本経済は沈み込みNK大暴落がやって来るかも知れません。
今後ですが、上述の様に中長期的にNKが上昇して行く楽観シナリオは考え難い状況であり、週明け目先に戻りが有れば売りを入れるのが良いと思います。