昨日1/10は、様子見でした。
NK値動きですが、9日夕場の流れを引き継ぎ安く寄り付いた後、10:30頃にSQ値に向かって日中安値を付けました。その後ジリ上げが続き、夕場に入ってからは雇用統計発表までの間、15950円前後で推移しました。
雇用統計発表後は、新規雇用者数においてADP雇用統計とは真逆の弱い結果となり、NK先物は大きく値を下げ、一時15710円まで売り込まれました。
その後、値を戻し、15785円で引けました。
年明けから売り方有利な展開が続いていますが、NYダウ、NK225のチャートを見直しますと、双方とも年末に高値を付け、UOS売りサインが点灯し、年明けから下落しています。
結果論ですが、売りサインが示した通りの値動きとなっている様です。
私は、この売りサインには半疑であり、1/9までは買い目線で臨んでいました。
NKですが、現時点で均衡線は15790円、安値圧力線は15450円付近にありあります。夕場引け値ベースで、均衡線を割れており、調整色が濃くなって居る様に見えます。
他方、NYダウは引けに掛けで値を戻し、前日比-8ドル程度で収まっており、また年末高値からの下落率も、NKに比較し小幅です。
これを強いと取るか、下落の余地があると取るかで変わって来ます。
雇用統計の失業率が6.7%と大きく改善を見せており、米国経済の回復鮮明と好意的に受け取れば上昇継続、他方、テーパリングの加速を織り込み出すと一段の下げが待って居るものと思います。
上げ継続か、はたまた下げ転換か微妙な所です。
「此見様、黒白の違ひ有り、一毛違ふて千里を知る心、第一なり。」宗久翁秘録より抜粋。
月曜のNY値動きにも依りますが、最終判断は、相場の年齢(日柄)で行おうと思います。
起点の変更により、この中長期上昇波は壮年に差し掛かっている様です。よって現時点では、下げ目線です。
勝敗は時の氏神。
ご照覧あれ。