1.概況
目次
6/26のNK値動きは、寄り付き微妙なGDの20758円と値を下げて始まりました。
前場は、寄り付きにて空けた窓を埋めた後、下落に転じ、11時過ぎまでほぼ一本調子で値を下げつづけ、日中の安値20650円迄売られましたが、その後はやや値を戻して前場の取引を終えました。
後場に入ると、寄り付きから急速に値を上げ、13時過ぎには日中高値20786円迄上昇しましたが、上昇もそこまでで、以後は軟調な展開が続き、再び20700円割れを目指して値を下げ、結局は辛うじて20700円を維持しての陰線引けでした。
夕場先物は、20700円にて寄り付き、暫く揉み合いが続きましたが、19時頃よりジリ上げの値動きとなり、20870円まで値を上げて引けています。
2.トレード結果
本日はノートレでした。
今月の累計 ; -160円
3.相場見通し
本日の日中値動きを見ますと、目先トレンド転換確定の様な値動きの様に見受けられました。しかし、夕場先物にて値を大きく上げており、まだまだ判らない状況です。
それでは日足の見直しです。
日柄 | 上昇波動 ↑ 168日(10/17起点) |
目先トレンド | 上げ ↑ 6日(6/23起点) |
直近値幅 | 962円 (6/23起点) |
均衡線 | 20340円 付近 |
高値圧力線 | 20830円 付近 |
UOS | 63.2% ↑ |
本日の値動きにて、目先上げトレンド6営業日目ですが、高値圧力線を回復することが出来ず、軟調な展開が続きました。他方、UOSは反転上昇となり、それを裏付けるかの様に、夕場先物が一本調子で上昇しています。これらの状況から、見方によってはこの位置からの上昇を視野に入れざるを得ないと考えていました。しかし、今朝のニュースで状況が変わりました。
ギリシャ問題にて、チプラス首相は金融支援の是非を巡って7/5に国民投票を実施すると発表、議会は国民投票を承認、それに対しユーロ側の出した回答はギリシャ支援の延長を拒否であり、これにより、ギリシャはIMFへの債務返済期限6/30に返済不履行となる可能性が高くなりました。
ギリシャ側としては、6/30日迄ユーロ圏の提案を受け入れれば、追加融資を受けられるのですが、国民投票実施をぶち上げた以上、これは難しいと思います。よって、第3国からの助け船が無い限り、混乱へと突入する可能性が高いと思います。
来週ですが、このギリシャの混乱を市場がどう評価するかに成ると思いますが、かつてのユーロショックでは、資金の逃避先として円が買われ、NKは下落の一途でした。今回はどうでしょうか。恐らく円は買われるとは思いますが、日銀が異次元緩和をしている現状、円を買ったその資金で日本株が買われ、今度は資金の逃避先が日本株となる可能性も考えられると思います。そうなれば、週初めはギリシャショックで大下げ、その後は上昇と成るのではないでしょうか。
よって来週の方針としては、週明けは売り目線ですが、下げ止まりを意識して目線を変更、途転買いにて臨もうと思います。
勝敗は時の氏神。
ご照覧あれ。