2017/03/26 21:11:18
テーマ:確定拠出年金
1.運用商品の種類
今回は、確定拠出年金の運用商品について書きます。
運用商品を大別すると、元本保証型、元本非保証型の投資信託型に分けられ、それぞれ以下の商品が有ります。
元本保証型 : 定期預金、保険商品
元本保証無し : 投資信託
また、投資信託には4大ジャンルと言われる、①国内債券型、②外国債券型、③国内株式型、④外国株式型があり、この4つをバランス良くパックしたバランス型が有ります。
その他に、不動産を投資対象としたREIT型、コモディティを運用対象としたゴールド等が有ります。(下表参照)
投資信託 |
国内 | 外国 | |
債券 | 国内債券型 | 外国債券型 | |
バランス型 | |||
株式 | |||
国内株式型 | 外国株式型 | ||
REIT | 国内REIT型 | 外国REIT型 | |
コモディティ | 金、etc. | ||
元本保証型 | 定期預金 | 保険商品 |
これら商品から、自分の取れるリスク許容度を考慮しながら、運用商品の組み合わせであるアセットアロケーションを決める事となります。
2.商品のリスクとリターン
アセットアロケーションを決める際には、個々人のリスク許容度によりそれぞれに適した運用商品を決めて行く訳ですが、その運用商品には当然リスク、リターンが存在します。投資家の皆さんには釈迦に説法ですが、リスクとリターンの関係は下図の通りです。
リスク : 元本保証型<<国内債券<外国債券<国内株式<外国株式
リターン : 元本保証型<<国内債券<外国債券<国内株式<外国株式
また、投信信託にはその運用スタイルとして、「アクティブ型」と「パッシブ型」があり、その概要は以下の通りです。
パッシブ型 : 市場の平均的なリターンを目標とする運用方法
代表的なものとしてインデックスファンドがある。
アクティブ型 : 目標とする指数の値動きを上回る事を目指す運用方法
ファンドマネージャーが個別の会社を分析した上で選定。
当然、リスク、リターン共に、 アクティブ型 > パッシブ型 となりますので、商品の選定の際には、ジャンル別のリスクとリターン、及び運用スタイルを考慮して決める必要があると言う事です。
3.アセットアロケーションの決め方
前述しました様に、運用商品にはそれぞれ固有のリスクとリターンがあり、また運用スタイルによってもリスクとリターンが異なる事が判りました。では、実際どの商品を選べば良いのかですが、 それは個々人のリスク許容度によると言えます。