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原油安の嵐吹き荒れる

2015/12/12 22:44:58

テーマ:相場雑感

 

目次

1.概況

12/11のNK値動きは、MSQの思惑から、SQ算定値は19000円を下回ったものの、寄り付き19021円にて始まりました。前場は、売られ過ぎの反動から上げ上げにて推移し、19200円を軽々と回復、高値19282円まで上昇しました。後場に入ると、足取りは急に重くなり、ヨコヨコからジリ下げの値動きとなり、一時は、19200円を割り込みましたが、引けに掛けて値を戻し結局は。前日に空けた窓を埋めての大陽線引けとなりました。

 

夕場先物は、日中の流れを引き継ぎ始まりましたが、欧州時間まではジリ下げの値動きで19000円まで値を下げ、日中から行って来いの状態となりました。しかし、NY時間から始まる悪夢は、そんな生易しいものでは無く、更に値を下げ、18600円さえも割り込むまで売られ続け、結局の所、18650円にての-560円の大暴落となりました。

 

2.トレード結果

本日はノートレでした。

今月の累計 ; +5円

 

3.相場見通し

本日日中の値動きは、MSQの思惑から、19000円割れの算定値まで引き下げてのスタートとなりました。

それでは、日足の見直しです。

 

 

 短期波動  上げ       50 (9/29起点)
目先トレンド  下げ        8日  (12/1起点)
直近値幅  992円           (12/1起点)
 均衡線 19350円 付近 
安値圧力線 18890円 付近
 UOS 37.1%  ↓  

 

本日は、昨日の記事に書きました様に、MSQの算定値にて作為的に値を下げた後、思惑消化となり、上げ上げにて推移する値動きとなりました。しかし、その値動きは後場までは継続せず、前日に空けた窓を埋めた後は、ヨコヨコからジリ下げの値動きとなりました。上昇率を見ますと、TOPIXに対してNKが0.5ポイント程度高く、状況から個別株が幅広く買われた訳では無い様に思われます。


テクニカルを見ますと、目先下げトレンドは8営業日となり、3営業日連続のIR安値の更新、直近の値幅は992円となりました。UOSは37.1%と反発しましたが、まだ30%台です。人気の指標である%Rは、78.85%まで下落となりました。これらを見ますと、昨日のテクニカル指標が如何に行き過ぎであったかが見て取れ、反発すべくしての反発であった事が判ります。

 

しかし、順調であったのはここまででした。夕場先物は、寄り付きから欧州時間に掛けて、日中高値から安値までの行って来いのジリ下げとなり、がっくり肩を落とされた方も多かったと思います。ですがこれだけでは終わらず、NY時間となると、下げ止まるどころか、下げ足を強め出し、19000円割れから900、800、700、600とあれよあれよ値を下げ続け、これには驚きとため息が出るばかりでした。

 

この下げを主導した主因は、「原油安」であり、その嵐が全世界中に吹き荒れている模様です。昨日の見解に、「原油安は結局の所米国利上げが元凶で、利上げ後の不透明さから下げている」と書きましたが、どうやら間違ってた様です。原油安を甘く見ていました。考えてみれば、然したる押し目も無く上げ続けた米国市場、シェール産業の市場規模は140兆円、これが原油安でデフォルトとなると想像を絶します。それを見透かした様に、ダウは-309ドルです。

 

どうやら、この目先の下げトレンドは長引くか、或は下げ幅が相当大きくなりそうです。下手をすれば、短期の日柄が下げに転換する事を視野に入れなくなるのかも知れません。流石に日柄転換は無いとは思いますが。それでも、未だ未だ下値模索の値動きが続くと思います。

 

ここからは、押し目相場から下げ相場に変わったと見て、目線を売りに変更するのが良いと思います。が、しかし、天邪鬼の私は、買い方の投げ一巡を待って買い目線にて臨もうと思います。