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隠れ失業者の影響

2020/05/10 19:23:07

テーマ:相場雑感

1.概況

5/8 日中足

5/8 先物

2.テクニカル

 短期波動 上げ   31日 (3/19起点)
目先トレンド 上げ ↑  8日  (4/22起点)
直近値幅  1508円      (4/22起点)
 均衡線 19210円 付近 
高値圧力線 20020円 付近
 UOS 62.9%  

テクニカルを見ますと、目先上げトレンドは8営業日目を経過、IR高値の更新は叶わず直近の値幅は1508円と変わらずです。UOSは上昇、62.9%となっています。

先週のNK値動きは、連休明けの木曜GDにて始まった後、金曜に掛けて上げ上げの値動きとなりました。IR高値の更新こそなりませんでしたが20000円を回復、上げ基調となっています。NYダウを見ますと、週初めの月曜安始まり、週末に掛けてそのままジリ上げの値動きとなっています。

週末金曜に発表された米国雇用統計では、非農業部門の新規雇用者数は2050万人減、失業率は14.7%となりリーマンショックを遥かに超える大幅の悪化となっています。しかしながら、市場予想(2200万人減、16%)よりは悪化せず、その為発表後のダウは値を下げる事無く寧ろ上昇する値動きとなった様です。只、米国労働省によれば働いていなくても就業者と見なされる「隠れ失業者」を含めると実際の失業率は20%前後となるとの試算もあり、これを市場がどう評価するかによって、週明けの値動きに影響するものと思います。

株価は半年後の経済状況を反映すると言われますが、この上昇波ロックダウン解除から経済回復を見込んだ上昇であったとすれば、今回の想定より悪くない雇用統計結果は追い風ですが、下方修正があれば冷や水となる可能性が考えられます。

週明けですが、売り目線を維持しながら一旦様子見通いと思います。