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CPI上振れの行方

2021/06/13 22:12:37

テーマ:相場雑感

1.概況

目次

6/11 日中足

6/11 先物

2.テクニカル

 短期波動 下げ   78日 (2/16起点)
目先トレンド 上げ   21日 (5/13起点)
直近値幅 1829円      (5/13起点)
 均衡線 28390円 付近
高値圧力線 29300円 付近
 UOS 52.6%   

テクニカルを見ますと、目先上げトレンドは21営業日目を経過、IR高値を更新は止まり、直近の値幅は1829円と変わらずです。UOSは下落、52.6%となっています。

3.相場雑感

先週のNK値動きは、値動きの小さい方向感の無い値動きとなりました。週初め月曜高く寄り付き週高値となり、水曜に掛けて値を下げ週安値を付け、その後は週末に掛けて値を戻す展開となりました。NYダウを見ますと、こちらも週初め月曜が高く週高値となり、その後は週末金曜に掛けて値を下げる値動きとなっており、目先トレンドが下げに転換となっています。

週末に発表された米国CPIは市場予想の4.7%を超える5.0%となり、物価上昇圧力の強さが継続している事を示した様です。市場がどの様に反応するかはまだ判りませんが、一部報道によると、経済活動再開への感応度が高い分野の上昇が主因である事から年内にもインフレ圧力が和らぐとの見方が有るようです。もしそうであれば、懸念されているテーパリング議論が一旦後退し、株価の上昇圧力にあるものと考えられます。今週に開かれるFOMCにおいて、この流れを後押しするような声明が出る様であれば株価は再度上昇となるのかも知れません。他方テーパリングを匂わす内容であれば、下げとなる事も考えられます。

方向感ない相場展開がここ暫く続いていますが、FOMCを境に動き出す事が考えられ、それまでは一旦様子見をするのが良い様に思います。15~16のFOMCに注視です。