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毎日の相場に気を付可申事

2015/03/22 18:49:44

テーマ:現代訳 宗久翁秘録

  

本日は、現代訳宗久翁秘録 第60節 「毎日の相場に気を付可申事」 をご紹介致します。

この節では、日々の相場の値動きを見る際の、見様について説かれています。読めば読む程、深い内容です。

 

1.原文

極意は、毎日の相場に気を付、米の通ひを以て売買すべき也。右米の通ひ運びと申すは、秘伝なり。此見様、黒白の違ひあり、一毛違ふて千里を知る心、第一なり。

 

2.現代訳

相場の極意は毎日の相場に注意して、その動きに応じて売買するところにある。その米相場の動きが往来相場のものなのか、あるいは放れ足になるものかは秘伝である。この違いを見分けるに黒白の違いがある。一毛を違えて千里を知る心が第一である。

 

 

3.私の解釈

この節では、日々の相場の値動きを見る際の、見様について説かれています。短い原文ですが、読めば読む程深い内容です。

 

「毎日の相場に気を付け」とは、日々の値動きを統計的に分析しと読み替え、「米の通ひを以て売買する」とは、往来相場の時に売買すべきと読み替えれば良いかと思います。

 

その際に気を付けなければ行けない事として、往来相場なのか、放れ相場相場なのかを見極める事であり、それは、見方によって黒白の違いが出るほどの、僅か一毛の値動きの相違により、千里先の値動きを見透かす様な洞察が必要である、と説かれているのだと思います。

 

読む程に、噛みしめばる程に、実に深い内容であると思います。当たり前の事ですが、放れ相場なのに、往来相場のつもりで建玉すると、建玉方向とは真逆に相場が動いて大きな損失を被る事になるので、その値動きを見極める事が重要です。

 

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