1.概況
3/19 日中足
3/19 先物
2.テクニカル
短期波動 | 下げ ↓ 43日 (1/17起点) |
目先トレンド | 下げ ↓ 29日 (2/6起点) |
直近値幅 | 7637 (2/6起点) |
均衡線 | 21120円 付近 |
安値圧力線 | 18320円 付近 |
UOS | 30.3 ↓ |
テクニカルを見ますと、目先下げトレンドは29営業日目を経過、IR安値を更新は叶わず、直近の値幅は7637円迄拡大しています。UOSは下落、30.3%となっています。
先週のNK値動きは、月曜寄り付き17000円を割れて始まり、やや値を戻すもそのまま下落の一途となり、水曜、金曜にIR安値を更新、底の見えない展開となりました。NYダウを見ますと、月曜に値幅3000ドル超の大下げにて始まり、翌火曜に1000ドル超戻すも一時的であり、20000ドルを割れて引けています。
欧米を中心としたコロナウィルスの世界的な流行は留まる所を知らず、米国にてNY州などにて外出禁止令が発令され、人口の1/4の7500万人の生活に影響が出る事態となっています。また深刻なのはイタリアで、死者が遂に中国を抜き4825人に達し、ほぼ全企業活動が停止しています。そんな中、全世界の相場は将に底が抜けた様に大暴落となっています。
また相場混乱影響の一つとしてドル需要の急増があり、先週のみで4.32%のドル全面高となり、ドル円相場も110円を超えて来ています。これを受け、各主要国中銀がドル流動性の供給の拡充を発表する事態となっています。新興国通貨がダメージを受ける事が想定され、相場の下押し圧力となる恐れがあります。
この様な地合いの中、相場は底値を固めに行くとは考え難い様に思われます。只、中韓を含むアジアでは感染者増加に歯止めが掛かり好転の兆しが見えており、加えて今がピークの欧米の状況に変化が見られ始める頃には、相場は大きく反転する様に思われます。
底が見えない状況では有りますが、個別銘柄には値を上げているものもあります。ここを売りで取るのはプロに任せ、我々個人は配当利回りの高い個別株を安値で拾いながら、先物買いのタイミングを待つのが良いと思います。