1.概況
4/10 日中足
4/10 先物
2.テクニカル
短期波動 | 下げ ↓ 58日 (1/17起点) |
目先トレンド | 上げ ↑ 5日 (4/3起点) |
直近値幅 | 1854円 (4/3起点) |
均衡線 | 18380円 付近 |
高値圧力線 | 18740円 付近 |
UOS | 67.2% ↑ |
テクニカルを見ますと、目先上げトレンドは5営業日目を経過、2営業日振りにIR高値を更新、直近の値幅は1854円迄拡大しています。UOSは上昇、67.2%となっています。
先週のNK値動きは、大幅反発の週となりました。月曜に寄り付きから大陽線にての上昇となり、週末に掛けて上昇が緩やかになったものの、値を下げる事無く引けています。NYダウを見ますと、こちらも月曜に真の値幅1731ドルの大陽線となり、火曜に押し込まれたものの、週末に掛けて値を上げる上昇の週となっています。
新型コロナウィルスの影響への対策として、FRBは3/23の量的緩和に加え、4/9に地方政府や企業に緊急資金を供給する事を発表しました。総額は2兆3000億ドルと、極めて大規模なもので、中小企業向けの支援策として、民間銀行を通じて1年間、無利子で最大6000億ドルの融資を行う(民間銀行がいったん融資し、FRBがその債権の95%を買い取る)。さらに、地方債・社債の買い入れについては、前回までは「投資適格級」としていた購入対象をリスクの高い「ダブルB」まで拡充するとの内容です。これら受け、パニックとなっていた市場が落ち着きを取り戻し、先週までの戻りに繋がった様です。
3月半ばまでパニック売りの様相を呈して来た相場は、NYダウに手半値戻しを達成、NKは半値戻しを前に足踏みの状況にあります。日本の経済対策は108兆円と政府は胸を張っていますが、実際の真水の経済対策はせいぜい20兆円弱で有り、FRBのそれを見比べても見劣りがし、此の事がダウとNKの戻りの違いとなっているのかもです。
週明けですが、引き続き3/25の高値を超えて行けるかに注視したい所です。これを超えて行けば、NKも半値戻しの戻りを試すものと思います。買い目線で様子見継続です。